ウォーキング習っててよかった
先日、レッスンに通ってくださっている方から、こんなお言葉をいただきました。
「今まで受けたウォーキングレッスンは抽象的すぎてよく分からなかったけど、ここでは“ケツの穴閉めろ”(笑)ぐらい具体的だから分かりやすい! もっと早く知っていたら違う自分になれたかも。」
思わず笑ってしまう表現ですが、こうして具体的に伝わることを喜んでいただけるのは、私にとって本当にうれしい瞬間です。

世の中にはいろんなウォーキングの先生がいて、それぞれに良さがあります。
私が大切にしているのは、「医学的な根拠に基づき、体の構造に沿った正しい姿勢と歩き方を身につけてもらうこと」。
元看護師として人体の仕組みを理解しているからこそ、筋肉や関節の働きをふまえ、その方に合わせたレッスンを行っています。さらに、女性特有の体のクセも考慮し、無理なく整えていけるよう工夫しています。同じ女性だからこそ話せることもたくさんあります。
そして、誰が聞いてもわかるような言葉だと、習った方がご家族やパートナーに伝えたときにもわかってもらえて、みんなで姿勢と歩きを直していけると思うので、使う言葉は具体的になるよう心がけております。
レッスンに来られる方の目的はさまざまです。
社交ダンスをさらに美しく踊るために姿勢や足の使い方を整えたい方、運動が苦手でも短時間でインナーマッスルを実感したい方、朗読会や舞台で堂々と立ち振る舞えるようになりたい方、着物やミスコンなどのコンテストで輝きたい方、そして日常をより快適に過ごしたい方…。
目的は違っても共通しているのは「自分の体を正しく使えるようになりたい」という想い。
そのために来てくださっていることが、私にとって何よりの励みになっています。
人は知らず知らずのうちにストレスから体を硬くし、それが“当たり前の癖”になって姿勢や歩き方をゆがめてしまいます。だからこそ、まずは癖をリセットして正しい体の使い方をシンプルに覚え直すことが大切。
難しいことを新しく覚えるのではなく、本来の体の状態に戻すだけ。
それだけで自然に姿勢が整い、颯爽と歩けるようになります。
そして何より大切なのは、自分の体と向き合うこと。
他人の歩き方を見て気づくこともありますが、最終的に変われるのは自分自身です。足の痛みを改善することだけでなく、自分らしさを取り戻す第一歩にもつながります。
「もっと早く知りたかった」「学校や企業の研修でやったらいいのに」と言っていただけることもあります。華やかさを目指す型にはめるレッスンではなく、身近で分かりやすく、窮屈にならずに正していけるからこそ、日常の中に取り入れやすいのだと思います。
姿勢と歩きを整えることで、自然とその人本来の表情やポージングが表れます。だからコンテストなどの本番でも“型”に縛られるのではなく、あなたらしさを出すことができるのです。
これからも、多くの方が“本来の体”を思い出し、自分らしく歩けるようなお手伝いをしていきたいと思います。